2024年8月20日火曜日

『死者は嘘をつかない』(スティーヴン・キング)読みました。

 
ワル者しか標的にしないスナイパーが、
最後の仕事として、
刑務所に搬送される罪人を狙うんですが、
裁判なんかの関係で移送の時期が
いつになるかわからない。

依頼主であるギャングのボスは、殺し屋に、
何カ月か先になるそれまでの間、
射撃地点にする貸しビルの一室を仕事場として使い、
善良な市民として周囲に溶け込むよう指示します。

疑われないよう偽装する職業は作家。

小説執筆のため「ホテルに缶詰的」な生活を
送るって設定です。もちろん殺し屋は、
物語なんか書いたことはないんだけど、
待ち時間のつれづれに
自分の過去を小説にしたてていっちゃう。

その文章も劇中劇のように、
ちょこちょことストーリーの中に差し込まれる。

そんで搬送日が決まって、
つつがなく罪人暗殺は実行されるんだけど、
ギャング・ボスは、どうやら仕事をしてくれた殺し屋も
生かしておかない計画を立てていたようで。
殺し屋は逃げ回るはめになり、
その途中で不幸な少女を助けたりと……。

で、この『死者は嘘をつかない』。

上記あらすじは、
1つ前に読んだキングさんの『ビリー・サマーズ』のこと。
面白かったから記憶が廃れてないか試しに何も見ずに
書いてみました。ぼくにしてはよく覚えてる。

この『死者は〜』もオモロかったので、
同程度には頭に残ると思います、きっと。

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