ワル者しか標的にしないスナイパーが、
最後の仕事として、
刑務所に搬送される罪人を狙うんですが、
裁判なんかの関係で移送の時期が
いつになるかわからない。
依頼主であるギャングのボスは、殺し屋に、
何カ月か先になるそれまでの間、
射撃地点にする貸しビルの一室を仕事場として使い、
善良な市民として周囲に溶け込むよう指示します。
疑われないよう偽装する職業は作家。
小説執筆のため「ホテルに缶詰的」な生活を
送るって設定です。もちろん殺し屋は、
物語なんか書いたことはないんだけど、
待ち時間のつれづれに
自分の過去を小説にしたてていっちゃう。
その文章も劇中劇のように、
ちょこちょことストーリーの中に差し込まれる。
そんで搬送日が決まって、
つつがなく罪人暗殺は実行されるんだけど、
ギャング・ボスは、どうやら仕事をしてくれた殺し屋も
生かしておかない計画を立てていたようで。
殺し屋は逃げ回るはめになり、
その途中で不幸な少女を助けたりと……。
で、この『死者は嘘をつかない』。
上記あらすじは、
1つ前に読んだキングさんの『ビリー・サマーズ』のこと。
面白かったから記憶が廃れてないか試しに何も見ずに
書いてみました。ぼくにしてはよく覚えてる。
この『死者は〜』もオモロかったので、
同程度には頭に残ると思います、きっと。