2024年7月9日火曜日

『剣客商売十一 勝負』(池波正太郎)読みました。

 
「同じ年齢でも
 昔より今の人のほうが10才は若いよ」
と、だいぶ年上の先輩から
言われたのを覚えています。

ここでいう昔が
どれくらいの時間を隔てた時分か
明確じゃありませんが、そんときの話では
現在の60才は昔の50才くらいの見た目なんだとか。

外見だけじゃなく、気持ちも身体の動きも何もかも。
昔はもっとヨボヨボになるのが早かった
とおっしゃってました。

まあ確かに、何度かここでもたとえで出している
サザエさんの父・波平さんの54才って設定は、
あの漫画がスタートした頃の世の中が考えている
50代半ばをイメージしているんだろうから、
それ考えるとふむふむとうなずけます。

あのキャラは、
その先輩がいうように10才プラスして、
今じゃ60代半ばって言わないと
みんな違和感を覚えちゃうでしょう。

あ、そんなこと言ってたら、
スターウォーズに出てくるヨーダを思い出しました。
今ネット引いてみたら900才とかって書いてある。

杖ついてちっちゃくてシワシワでってところは、
まさに何百年も生きている感が出てるけど、
あの戦いの場面はどうなんでしょう。
くるくる回って飛び上がって舞うように剣を使う。
そんだけ動けるなら、ふだん杖はいらないだろ、
ヨボヨボしてくるのは外観だけで、
中身は880才マイナスしないと合わないわ。
まあ、宇宙は広いから、そんなんあってもいいっすかね。

で、この『剣客商売十一 勝負』。

主人公の秋山小兵衛は60才超えてます。
容姿はきっとぼくの先輩がいうように
昔の人っぽいように思いますが、
中身はヨーダに匹敵するくらいピチピチです。
うらやましいな。

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