2024年7月25日木曜日

『ビリー・サマーズ(上)』(スティーヴン・キング)読みました。

 
好きな映画を1つあげてと言われたとき、
これまで一番多く答えたものといえば
ウッデイ・アレン監督の
『カイロの紫のバラ』になると思います。

(そのときの状況によって
 思い出すベスト作品は違うので、
 次回質問されたときには
 「ミスター・ビーン」になっている
 かもしれないので悪しからず)

『カイロ〜』のどこがいいのかと言われたら、
映画(芝居や小説など含めてもOK)ってのは、
こういうモンだよって教えてくれたから、
と答えていました。

世の中で押されて踏まれて生活していくのは
楽じゃなくて、100%なんの悩みも持たずに
暮らしている人はきっといなくて、
でも、苦しさを抱えていたって、
スクリーンの前に座り、楽しい夢の世界に
どっぷり入り込んじゃえば、あら不思議。

1時間半の上映時間中は、
お姫様にも、ニヒルな探偵にも、
ビルを壊す怪獣にだってなれちゃって、
悩みや苦しさはどこへやら状態になれる。

それでも映画館出ると、
また日常に戻らなくちゃで、
ま、それが映画ってモンでしょ、
と教えてくれたようで。

で、この『ビリー・サマーズ(下)』。

上記カッコ内に「芝居や小説もOK」としましたが、
そこに「小説執筆」を含めてもいいと、
この本読んで教わった気がします。

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