現状の生活を考えると、まだまだ当分先、
いやその前に、あっちの世界から
お迎えが来ちゃうかもしませんが、
仕事を引退した友だちが言っていた
「毎日が日曜日暮らし」ができるようになったら、
ぱんぱんになってる本棚の一角を占領する
ローレンス・ブロック作品群を
読み返したいと考えています。
ほんとはすぐにでもかかりたいけれど、
面白そうな新しい本が次々に出てくるので、
そっちをこなすのが手一杯。
仕事に使っている時間をまるまる
再読プロジェクトにシフトできるような身分にならないと、
どうにもこうにも無理だと諦めかけています。
ブロック作品の「何に」もう一度触れたいかっていうと、
主人公の相棒になっている
女性キャラ(例によって名前は忘れてます)です。
探偵、泥棒、殺し屋の3つのシリーズがあって、
いずれにも思わずニンマリするパートナーが登場します。
今、唐突に思い出した彼女のセリフは
「人間の細胞って何カ月かで全部入れ替わるって話、変よね。
ほんとならタトゥーはすぐ消えちゃうじゃない」
吟味して記憶から掘り出したわけじゃないから、
そんなオモロい言葉ではありませんが、
ストーリーとは関係のないそんな無駄話が絶妙なんです。
で、この『剣客商売十二 十番斬り』。
主人公の女房「おはる」が、その感じです。
いいですよ彼女。