2023年2月9日木曜日

『流浪地球』(劉慈欣)読みました。


高速道路の工事現場に案内板があり、
そこに書かれていた完成予定日が
10年くらい未来の年月で、

「そんな先かよ、それじゃあ
 ノストラダムスに間に合わない」

と思ったことがありました。
だから完成はしないだろと
勝手に想像していたのは、
1999年より前、前世紀の話です。

今、その場所にある高架がうねうねと続く
立派な空中の道路は、
地面にしっかり根をおろしています。

人のやる仕事ってすごいっすね。

それみたいに何年もかかって仕上げる作業に、
期間の限界ってあるんでしょうか。
実際に目にしたので
10年間はあるのだと理解できました。

では30年も大丈夫かな、
もう一声で50年も。

3桁になって100年だと、
とうてい1世代じゃあ済まないだろうから、
何をつくるかによるかな。
あ、桜田さんの家族みたいな名前の
スペインの教会は、もっと長いんでしたっけ。

で、この『流浪地球』。

同じ著者さんの長編『三体』でもありましたが、
400年とか500年とか続けなきゃダメな
プロジェクトの話が出てきます。
そんな事態に直面したら、
やっぱやるんでしょうね、人間は。




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