少し前、お葬式に出ました。
お坊さんの読経とかみんなのお焼香とかで
しんみりと式は進み、
葬儀場から火葬場への出棺になりました。
会葬者が、ふたを開けられた棺を囲み、
遺体のまわりに花を添えていきました。
棺の中には、
故人が生前親しんでいたものも入れられ、
その中に、よくかぶっていたという
毛糸の帽子がありました。
気を使った葬儀屋さんが、
着けてあげるのも供養になるといいました。
だから、みんなで首を支え、
頭を持ち上げてかぶらせようとしたんです。
でも、これがなんともうまくいかず、
ぐらんぐらんさせながら、
やっとの思いで着けられました。
と思ったら、
なんだか似合わないので、
やっぱりやめようってことになりました。
ぼくは、その一連のあれやこれやを見ていて、
遺体にカンカン踊りをさせる
落語の「らくだ」を思い出しました。
で、この『ユーモアは最強の武器である』。
確かに、どんなときにもユーモアは大切です。
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