2023年2月14日火曜日

『変!!』(中島らも)読みました。


2冊ほど前の
『ユーモアは最強の武器である』のとき、
落語の「らくだ」の話を書きました。

実はそのときに思い出したのは、
落語のネタがとっかかりになった
実際の噺家さんの話だったんです。

その噺家さんが亡くなったときの
お葬式のエピソードです。

誰だったか名前は忘れちゃったんですが、
故人は、みんなからとても親しまれていた人。

葬儀に出席した落語家の仲間は、
悲しいのは当たり前だけど、
こういうときにこそ、
いつもみんなを笑顔してくれた人に
ふさわしい場にしないといけないと
誰かが言い出したらしく

「ならば〝らくだ〟だ」
となったんだそうです。

遺体にカンカン踊りをさせる
ドタバタの古典落語。

目の前の棺桶に横たわっているご遺体を
みんなでひっぱりし出して
本当にやっちゃったって話でした。

で、この『変!!』。

その落語家さんたちの話は、
昔読んだこの本に書いてあるはず
と思って何十年ぶりかで再読しました。

でも、その話は見当たらなかったんです。
中島らもさんの他の本だったのかな。
それとも
頭の中で勝手につくり上げた妄想だったのかな。




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