2023年2月2日木曜日

『風待ちの四傑 くらまし屋稼業』(今村翔吾)読みました。


ここには読み終えた順に
感想文もどきを書いています。
画面をスクロールして
直前のいくつかの本をみてみると、
……やっぱりそうでした。

3冊も続けて、
小説じゃなかったんです。
往復書簡とかエッセイとか
ノンフィクションとか。

どうりで、なんだか気持ちが
モヤモヤしてきたわけだ。

そいういえば、
長いこと映画を観ないとイライラしてきて
居ても立っても居られなくなり、
ヤク切れのような禁断症状が現れる
と言ってた友だちがいたな。

ま、そこまでひどいわけじゃないけれど、
ぼくも小説を読んでいないと
微弱な渇望状態に陥ってしまうのかもしれません。

小説じゃないけれども、とりあえずは本なので
並んでいる文字の〈目で追い作業〉はしていて
それに身体がごまかされ
物語渇望に気づかなかったようです。

作り話だから何が起きても大丈夫って
安心感が欲しいのかもしれません。

で、この『風待ちの四傑 くらまし屋稼業』。

やっと待ちに待った小説でした。
タイトルにも「待ち」って入っているし。
「空腹は最高のスパイス」ってなこといわれるけど、
それに似た感じです。面白かった。




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