2020年8月27日木曜日

『3652 伊坂幸太郎エッセイ集』(伊坂幸太郎)読みました。


たぶんスティーヴン・キングさんの
小説のつくり方を知ってから
だと思うんですが、
ストーリー作法には
大きく2つのやり方があるようだと
意識するようになってきました。

もちろん本は
面白ければそれでよくて、
読んでいる最中に、
「これ、どうやって
 つくっていったのかな」とか
「これが作者の
 一番伝えたかったテーマだな」
なんてことを
考えちゃうのはとっても野暮で、
そんな邪念は一切なしに
ガガーっとページを
めくっていけるのが理想だけれども、

そんなふうにできるのは、
やっぱりとんでもなく面白い作品で、
たいがいの本は、
頭の中であっちに寄り道、
こっちで居眠りしながらになっちゃう。

ほんで、もとに戻って2つのやり方。
1つは、
構成をみっちり練ってから
書き始める方法。
もう1つは、
構成なしに思いつくまま
物語っていく進め方。

キングさんは後者だそうです。
読者のぼくも、
これは練りすぎだと感じるものより、
思いつくまま系のほうが好きです。

で、この『3652 伊坂幸太郎エッセイ集』。

伊坂さんの作品は、
構成練り練りでつくっていると思ったけど、
どうやらそうではないようでした。





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