2020年8月12日水曜日

『人はなぜ治るのか』(アンドリュー・ワイス)読みました。


よく考えたら
もうすぐ10年になるんですね。

あの大きな地震のとき、
ぼくのつくる文章の中では、
なるべくその天災関連の事柄には
触れないようにしていました。

余震が続いてびくついていることも、
電気が足りなくなるとかで
街灯が消され暗い大通りを
歩かなきゃならないことも、
「放射線大丈夫かよ」みたいな
話題だけで飲み会が
終わってしまうことも。

それ系のネタを書けば、
指定の文字数は楽々埋まるのに、
なんかその話題を書くのが
嫌だったんです。

へそ曲がりな性格だから、
世の中のみんなが
今だけ乗っているホットな土俵の
同じ場所に上がるのが嫌いなんですね。

あの頃の自分の
頭の中を思い出してみると、
そのネタに意識的に
触れないようにしていた感じです。

それほど確たる信念が
あるわけじゃないから、
気を抜いているとつい
「大地震はすごかった」
みたいに書いちゃう。

そんで後から気づいて
削除キーを連打するってことが
よくありました。

で、この『人はなぜ治るのか』。

あっ、また本とは関係ない内容で
文字を埋めちゃいました。
ま、いいか。2020年夏現在の
ホットな土俵には乗らなかったから。





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