2020年7月9日木曜日

『空飛ぶ馬』(北村薫)読みました。


3月ほど前に読み終わった
《ミレニアム》シリーズの第6部は、
《ドラゴン・タトゥーの女》から
始まる3部までの作者が急逝したため、
別の人が引き継いで、
話を完結させた小説でした。

最初の3部も含め1〜5までは、
本当にのめり込んで、
名前も知らないジムで顔を
合わせるだけの人たちに、
かたっぱしから
その作品の登場人物名を当てはめ、
密かに
「あれ?今日は
 リスベット・サランデルが来てないな」
なんて頭の中でつぶやいてました。

でも、完結篇の6は、
それほどでもなかった。

もし、この6を
一番最初に読んでいたとしたら、
残りの5つは、
手をつけなかったと思います。

逆に1〜5のどれでも、
例えば第4部から読んだとしても、
「こりゃたまらん」とか言って
本屋さんに走り、
第1部を入手し、
続け様に最後まで目を通した
と思います。

もっと最近でいうと、
相沢沙呼さんの作品もそんな感じ。
『medium』って作品が最初だったから、
《小説の神様》シリーズにいき、
ちょっと前に読了した
『マツリカ・マトリョシカ』になった。
それが最初だったら、
つながらなかったろうな、
と思ってます。

で、この『空飛ぶ馬』。

シリーズ1冊目。最初に読んだのは
4冊目の『六の宮の姫君』でした。
つながってよかったです。





**********************
当ブログ執筆担当・きくちが書いた本はこちら
**********************