人の発言(本もその一つだろうけど)に
対するぼくの感じ方を分析してみると、
その発言が万人から見て正しい内容でも、
発している口調が強いと、
「ええーなんか違うんじゃない」とか
「本当は裏がありそれはタテマエでしょ」とか
ってとらえてしまうようです。
傾向としてね。
自信なさげな科学者が
「これこれこういう統計数値や
実験結果が出ているので、
この病原体について
世界規模で押さえ込む活動を
始めるのが懸命です」
と言われると、
うんうんうなずけるけれど、
同じことを強面の政治家が
「すでにこれこれこういう結果が出てる。
病原体を封鎖する措置を
始めなければならない」
とツバ飛ばして言われると
「なんだかな」と思ってしまう。
同じことを言っているんですけどね。
あ、でも、
少し前の総理だった小泉さんのときは、
いくら強めの発言でも、
うんうんと受け入れていた気がする。
結局、ぼくの感じ方は、
一貫性はなしで、
分析には値しないふにゃふにゃ精神
だという結論が、以上の考察から得られました。
で、この『みんなにお金を配ったら』。
内容には納得できました。
でも、口調が強かったな(小泉さん的でなく)。
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