2020年3月11日水曜日

『みんなにお金を配ったら』(アニー・ローリー)読みました。


人の発言(本もその一つだろうけど)に
対するぼくの感じ方を分析してみると、

その発言が万人から見て正しい内容でも、
発している口調が強いと、
「ええーなんか違うんじゃない」とか
「本当は裏がありそれはタテマエでしょ」とか
ってとらえてしまうようです。
傾向としてね。

自信なさげな科学者が
「これこれこういう統計数値や
 実験結果が出ているので、
 この病原体について
 世界規模で押さえ込む活動を
 始めるのが懸命です」
と言われると、
うんうんうなずけるけれど、

同じことを強面の政治家が
「すでにこれこれこういう結果が出てる。
 病原体を封鎖する措置を
 始めなければならない」
とツバ飛ばして言われると
「なんだかな」と思ってしまう。

同じことを言っているんですけどね。

あ、でも、
少し前の総理だった小泉さんのときは、
いくら強めの発言でも、
うんうんと受け入れていた気がする。
結局、ぼくの感じ方は、
一貫性はなしで、
分析には値しないふにゃふにゃ精神
だという結論が、以上の考察から得られました。

で、この『みんなにお金を配ったら』。

内容には納得できました。
でも、口調が強かったな(小泉さん的でなく)。





**********************
当ブログ執筆担当・きくちが書いた本はこちら
**********************