2019年2月5日火曜日

『そして夜は甦る』(原尞)読みました。


いつもいっているように、
家は生活する場所だけで手一杯なので、
読んだ本の大半はブックオフに
ドナドナしています。

さらにいつもいっているように、
ホントに気に入った本は、
やむなく本棚に残し、
もう一回読みたくなるときに
備えています。

その〈やむなく残し本〉についても、
気合いの入ったコレクターのように
大切に丁寧に扱うわけじゃなく、
ポンポンポンと放り込んでおくだけなんです。

(とはいえ、実は最近、
 カミさんや娘の本も収納するための
 家族全員兼用の本棚を購入したので、
 ちょっとばかり整理はしたんです
 …著者名ごとに揃えるとかね。
 でも、すぐバラバラすると思います)

ほんで、
自分でもよくわからないのが、
「もう一回読みたくなる」タイミングです。

最後のページをとじた直後に、
最初のページを
めくりたくなっちゃうこともあるし、

読み終えてから何年も忘れていたのに、
ふと思い出すこともある。

同じ著者の最新作が久々に出て、
「そういえば、あの感動をも一度」
とかいって手にすることもある。

で、この『そして夜は甦る』。

半年ほど前、
十何年ぶりの新作を読んだ原尞さんの作品。
新作読んで、「あの感動をもう一度」
ってなもんで、デビュー作を再読しようと
本棚を探ってみると、

……ないんです。

絶対に〈ドナドナ〉じゃなく
〈やむなく残し〉のはずなのに……。
仕方ないので、文庫本をも一度買いました。
もうドナドナはしません。





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