2017年2月20日月曜日

『ジャコバン派の独裁 小説フランス革命14』(佐藤賢一)読みました。


玉ちゃんという高校時代の
友だちとカラオケに行くと、
いつも二人で
サイモンとガーファンクルの
『スカボローフェア』をデュエットします。

英語はよく知らない二人なので、
歌詞はなんとなくの滅茶苦茶。
たぶんネイティブの人が聴いたら、
日本語の歌だと勘違いすると思います。

で、あるとき、
どうせなら歌詞の意味を
わかろうと思って、
よくよく英語の詩を読んでみたんです。

すると、あらあら。

1つの歌の中に
2つの物語(というか情景?)が
組み込まれているじゃありませんか。

ふーん、そうなんだ。

そんな文章のつくり方もあるんだな。
と、しきりに感心したのでした。

で、この『ジャコバン派の独裁 小説フランス革命14』。

情事の場面を描きつつ、
それと並記しながら、
革命の状況や社会のあり方を思い悩む
青年の気持ちが、列記されていくっていう
『スカボローフェア』ばりの
書き方をしてました。うん!面白い!




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