2017年2月6日月曜日

『華麗なる微狂いの世界』(平山夢明)読みました。


ぼくの好きな作家の京極夏彦さんは、
ゲゲゲの水木しげるさんから
とても影響を受けているそうで、

あちこちで
その愛すべき人柄や作品について
コメントしています。

ところが、
先だって見かけた何かの記事に、
(もしかしたらインタビュー集の
 ような書籍だったかもしれません)

京極さんは、水木さんだけでなく
赤塚不二夫さんも大好きで、
赤塚作品に関しても
かなり造詣が深いと書かれていたんです。

で、その記事の中に、
『天才バカボン』について
触れている箇所がありました。

主要キャラの
「バカボンのパパ」に関してです。

バカボンのパパは
桁外れに面白いキャラクターだけれど、
彼は決して
現実社会の人物ではありえない。
あの作品の世界があって初めて成立する
……と最近まで思っていた。

ところが、漫画の中ではなく、
実際の世の中に、
バカボンのパパと同じ人がいた。
それが平山夢明さんだと。

その平山さんこそ
『華麗なる微狂いの世界』の著者さんです。

なるほどね、さすが京極さん、
うまいこと言うなぁと、
読み進めるほどに感心しちゃいました。




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