2017年2月13日月曜日

『森は考える』(エドゥアルド・コーン)読みました。


ぼくが自分でわかっている
悪いクセの一つに、
「途中でやめないこと」
があります。

「諦めないで頑張り続ける」と、
ほぼ同義です。

それって世間一般には
〈いい習慣〉といわれるようですが、
ぼくに限っていえば、やっぱ
しょうもない〈こだわり〉になる。

ちなみに、
「こだわり」って言葉も、
今はポジティブな意味
で多く使われますが、
ちょっと昔は、
くだらないことに
意地を張り通すような人を
指して使うもので、
どちらかというと
ネガティブなイメージだったとか。

いつから変わって
きちゃったんですかね。

ぼくのはもちろん、
昔のネガティブイメージです。
くだらないと途中でわかったとしても、
最初に「ここまで、やる」と思ったら、
やめりゃいいのに、やめない。

自分でも思うんです
「やめたほうが、絶対、得だ」って。
「やり続けるのは損!
 というか、むしろ害!」って。

もう5年ほど前になりますが、
昔の偉いお坊さんが書いた
『正法眼蔵』って
とっても長い本を読みました。
現代語訳ですけどね。

それね。
全体の9割が、
ぼくには理解不能だったんです。

ただ文字を目で追っているだけ。

頭の中では10のうち1しか
分解されない。

最初のページを
読んだときからそれなのに、
たしか5巻か6巻くらいあったのを、
最後まで〈目で追い〉続けちゃったんです。

そんなことしてるんだったら、
簡単そうな関連書籍から手をつけ、
少し知識をつけてから再挑戦するとか、
もっと効率的なやり方は
いくらでもあると思うんですよ。

でも、やめない。

我ながら「お前ダメ」って思うこと、
しばしばあります。

で、この『森は考える』。

分厚い本でした。
〈目で追い〉終えました。
いっても、
10のうち2は、
頭の中で分解していたようです。




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