2015年5月27日水曜日

『ぼくらの近代建築デラックス!』(万城目学/門井慶喜)読みました。

3年ほど前から、
年に1度の同窓会に出ています。

50人くらいは集まるんですが、
最初、約30年ぶりに顔を合わせたやつらは、
昔の面影はかけらほどしかなく、
誰が誰だかわかりませんでした。

それでもすぐに
打ち解けてバカ話できちゃうのが、
同窓生ってもんです。

若い頃の気分に戻って、
すっかりべろべろに酔っ払って、
「それじゃ、また来年ね」
と言って解散。

で、次の年の同窓会。
記憶力にからっきし自信がないぼくは、
きっとまた、
最初は誰が誰だかわからん状態なんだろうなと
覚悟しています。

でも、ひょっとして、やつらもぼくのこと、
誰だか覚えてないんじゃないかと思ったんです。

だって年1回だし。
この前は30年ぶりだし。

そこで、
前回の同窓会の写真を引っ張り出しました。
自分の格好を確認し、前に着ていったのと
同じ服装で行こうと思ったんです。

そうすれば、
やつらの記憶を少しでも喚起できて、
ぼくも思い出しやすくなるだとろうと。

ところがどっこい、
顔を覚えていないのに、
服装まで覚えているやつなんか一人もおらず、
やっぱ最初のときと同じ状態でした。

でもまあ、
すぐに慣れちゃうんですけどね。

で、この『ぼくらの近代建築デラックス』。

本の中に、東京の近代建築を紹介する
著者の万城目さんの写真が掲載されていました。

その万城目さんが着ている服が!

なんと、ぼくが2年連続で
同窓会に着ていった服と同じものでした!
……だから? いや、それだけです。


ぼくらの近代建築デラックス! (文春文庫)
万城目 学 門井 慶喜
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