2015年5月19日火曜日

『ゴーストハント4 死霊遊戯』(小野不由美)読みました。

歴史に名を残すような偉大な仕事は、
若いうちじゃないとできない
と思われているふしがあるけど、
そんなことはないよ
……ってなことが、
新聞のコラムに書いてありました。

確かにアインシュタインさんは
20代で相対性理論を発表したし、

あちこちの偉い人に影響与えまくりの
ランボーさんの詩は10代で書いた。
(ちなみにぼくは影響受けてません。
 というか、若い頃読んだ気がするけど、
 まったく覚えてないし)

けれど、
年を重ねてから(重ねたから)立派な業績を
残せた人は、ぜんぜんいる。

(新聞では、
 DNAの研究をしたエイブリーさん〈60代〉、
 最晩年の作品が代表作で最高傑作という画家の
 モンドリアンさん〈70代〉なんかを挙げてました)

そうなんですよね。
最初から何かを持っていて、
それをちらっと見せただけで、
みんながびっくり仰天する人もいる。

そうかと思えば、
出発地点の手持ちはそれほどないけど、
こつこつ積み上げて、
前人未踏的なお山に積み上げちゃう人もいる。

つまりは、年齢とかには関係なく、
人それぞれってことですかね。

で、この『ゴーストハント4 死霊遊戯』。

最近の小野不由美さんの作品が好きで、
昔書かれたこの本を読んで、
「ああ、小野さんって、
 だんだんと積み上げ型の人なんだなぁ」
と感じました。

続編(ゴーストハント5)の
積み上げ具合も確認しよっと。


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