2015年1月5日月曜日

『2312 太陽系動乱(下)』(キム・スタンリー・ロビンスン)読みました。

確か京極夏彦さんの本の中に、
人生を表す言葉として
「どきときどき天国、たいてい地獄」
という表現がありました。
(ように記憶しています)

もう一つ、
確か井上ひさしさんが、
何かのインタビューに答えて
「これまで生きてきたけれど、
 ほとんどがつらいことだばかりだった」
と言っていました。
(ように記憶しています)

どちらの先生も、
素晴らしい作品をたくさん残して、
世に広く認められてる人なのに…。

さて、ひるがえってぼくも、
「やっぱ、人生って、
 きつい状態がデフォルトだよな」と、
思ったりしてます。

この読書感想文もどきの文章でも、
友だちと会ったときでも、
おちゃらけばかり言っているぼくですが、
実はそんなこと思ったりしてるんです。

たいていはキツくて、
ときどき楽しいってのが
ノーマルな人生なんでしょうかね。

で、この『2312 太陽系動乱(下)』。

ノーマルな人生みたいな本だなぁ。


2312 太陽系動乱〈下〉 (創元SF文庫)
キム・スタンリー・ロビンスン
東京創元社
売り上げランキング: 105,942

**********************
当ブログ執筆担当・きくちが書いた本はこちら
**********************