2015年1月7日水曜日

『剣豪将軍義輝(下)流星ノ太刀』(宮本昌孝)読みました。

ぼくは中学校の歴史の授業で、
年号の丸暗記をした覚えがないんです。

それは確か、教科の先生の方針
だったように記憶しています。

歴史なので、
一応年代順に勉強は進めていきます。

でも、その先生がいつも言っていったのは、
「学ぶべきは《なぜか?》」

あの人はなぜ暗殺されたのか、
その人物はなぜ頭角を現したのか、
そもそも各地の大名はなぜ争いを始めたのか…。

例えば、
教科書に「1853年 黒船来航」って載っていたら、
その先生は「いやでござんすペリーの来航」
なんてゴロ覚えにはピクリとも触れず、
《なぜか?》をとうとうと説明するんです。

ヨーロッパの植民地獲得競争が盛んになって、
アメリカも負けていられないと、
やっきになって日本をぶんどろうとしていた
……みたいなこと。

その説明は、
小説とかドラマとかをみているような感じでした。
ごっつ、おもろかった。

歴史の教科書は、
年表を無理矢理ひとつの文章にした
みたいな出来事羅列なのに、
その先生のドラマ仕立ての授業があったので、
ぼくは今でも歴史物に
興味を持ててるんだろうなって思います。

で、この『剣豪将軍義輝(下)流星の太刀』。


出来事羅列3、ドラマ仕立て7。
3がなければいいのにな。



剣豪将軍義輝 下 流星ノ太刀<新装版> (徳間文庫)
宮本昌孝
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