2014年1月6日月曜日

『女子高生、リフトオフ!』(野尻抱介)読みました。

遊園地とかに、
鏡の迷路ってありますよね。

くぼんだり出っぱったり
いろんな形に変型した鏡が部屋中に貼ってあって、
通路を抜けて次の部屋に行っても、
また違った湾曲ミラーの部屋に行っちゃうやつ。
(遊園地自体、最近はぜんぜん行ってないから、
 そんなアトラクションは
 もうどこにもないかもしれないけど……)。

最初に入った鏡の部屋では、
自分の身体が、ぶよぶよに太って見えて
「わーっ、お相撲さん!」なんて騒ぎ、
次の部屋では、
頭だけが異常に大きなエイリアンに変身。
かと思えば、
通路を歩く姿が縮んだり膨らんだりの
アコーディオン状態だったり。

次から次へと
「ぎゃは!」
「えっ、そうくるの!?」
「あら、そっちか!!」
って、楽しいビックリに会わせてくれる。

で、この『女子高生、リフトオフ!』。

楽しいです。
緊張の場面があって、問題が解決して、
ほっとして次のページをめくったら、
また違うビックリに鉢合わせ。
遊園地の楽しい迷路を歩いているみたいな本でした。


女子高生、リフトオフ!  (ロケットガール1)
野尻 抱介
早川書房
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