2013年9月17日火曜日

『光秀の定理』(垣根涼介)読みました。

映画の『スターウォーズ』って、
最初の公開からもう30年以上もたっているのに、
いまだに人気があり、あちこちで再上映されたり、
過去作を集めたDVDなんかが
新しく発売されたりしてるんだそうですね。

でも、今になってリバイバルしたり、
DVDで再発売する作品は、
最初に上映されたのとは
少し違くなっているんだそうです。

ぼくが、それを知ったのは、
ついこの前のことでした。
映画が大好きな学生時代の
友だち(Hさん)から聞いたんです。

Hさんいわく
「出来上がった作品に手を入れちゃダメでしょう。
 最初の公開版で、感動した俺たちはどうなるのよ」

自分のつくっているものを、いつ完成させるのか。
どこで手を止めるのか。
難しいですよね。

それを「えいやー、ここだ」と
決断できた人の作品がホントの傑作っていえるのかな。

で、この『光秀の定理』。

いやーよかった……
……よかったんですが……
最後の1章を書かないで、
その手前の章で「えいやー、ここだ」と
止めてもらえれば、
あと10個くらい「よかった!」を繰り返してました。
いや、あくまで個人的な感想ですけどね。おしいなぁ。

光秀の定理 (単行本)
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