2024年6月26日水曜日

『剣客商売十 春の嵐』(池波正太郎)読みました。

 
何のためだかよくわからないけれど、
毎日6キロの道のりを
ランニング通勤しているぼくは、

何のためだかわからないがゆえに、
走行中は少しでも楽をしたいと考えていて、
なるべく赤信号にひっかかり休憩できるよう
道々スピードを調整しています。

赤で止まり青になるまで足踏みしながら
呼吸を整えているときは、
日常生活のすべての時間の中で
最も幸せを感じる一時だと
いってもいいくらいのオアシスタイムです。

そして、
「赤信号にひっかるようにスピードを調整する」
ってのと同じような行動が、
もう1つあるのに気づきました。

帰宅時に乗るバス待ちのタイミング合わせです。
何度もいうようにバス移動中は読書に当てていて、
特に面白い作品をこなしているときは
1分でも長くページに目を落としてたい。

もちろん停留所でも本を開いているから、
バスが来るのも遅い方がいい。

バス停に到着する手前で、
停車中の車両後部に光る「昇降中」のランプを見たら、
ゆっくりゆっくり歩いて、バスが出発するのを確かめてから
その場に着くよう調整しています。
それで次が来るまでの数分間は長く本が読めます。

で、この『剣客商売十 春の嵐』。

この本を読んでる最中、
何度ゆっくり調整をしたことか。

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