2024年6月4日火曜日

『ビブリア古書堂の事件手帖Ⅳ〜扉子たちと継がれる道』(三上延)読みました。

 
仕事で書かなきゃいけない原稿の題材に
利用できるんじゃないと企んで
5巻まである寺田寅彦さんの随筆集を
読み進めています。

物理学者ではあるんですが、
夏目漱石さんの門下生だった人。

今んところ
目論見に沿った活用は何もできていないんですが、
一旦始めると、とりあえず最後まで行きつかないと、
あちこちむず痒くなってくる変な体質があるので、
まあ、それほど退屈する内容でもないから
読書は進行中です。

その中に、
自分が体験したエピソードを、
漱石さんが『吾輩は猫である』にネタとして使った
なんて話がちらほらと出てきます。

漱石さんとのつながりは、随筆集を手にする前から
なんとなくどっかで聞いていたんですが、
そんなに深く関わりがあったとはつゆ知らず。

ほーそうなんだと、
トリビア的な満足を受けながら
ページをめくっていたんです。
それを、あと1巻残すだけの
4巻まで進んだところで、
並行して読み始めたのが、

この『ビブリア古書堂の事件手帖Ⅳ〜扉子たちと継がれる道』。

前作までのシリーズはコンプリートしてるので、
事前に内容など調べもせず飛びついた作品。
したら、寺田さんの本で知った漱石作品裏話も載ってて、
わっ、リンクしてるって思いました。
読む本って、意図せず、どっかしらでつながるもんです。

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