ストーリーを面白くつくる方法のひとつに、
ミスリードってやり方があるんだと
最近知りました。
本当は大社長が犯人なのに、
うっぷんを抱えた社員がやったかのような
エピソードを並べて、
読者を間違った方向につれてっちゃう
みたいなやり方。
こいつがやったに決まってんじゃん、
なんて考えつつ読み進めていくと、最後に探偵が
「犯人はお前だ」と大社長を指さす。
えっ、そうなの。
やあ、騙された、騙された。
ってのが面白いと。
そういえば今まで、そんな作品に
たくさんひっかかってきたけど、
それがつくり手側の道具箱の中にある
たくさんのツールの中の1つだとは
思ってませんでした。
何冊か小説のつくり方的な本を読んだはずなのに、
なぜかそのミスリードってのは載ってなかった。
いや、きっと載ってたのに
忘れてるだけなんでしょうけど。
そのツールを上手く使いこなせたら、
むふふってなるストーリーつくれるんだろうな。
やってみようかな。
いやその前に今日の仕事終わらそ。
で、この『僧正殺人事件』。
ヴァン・ダイン作品、初めて読みました。
見事にひっかかって嬉しかったです。
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