2023年12月12日火曜日

『サマー・アポカリプス』(笠井潔)読みました。


海外の翻訳物小説は、
登場人物の名前に馴染みがなく、
読んでる途中で誰が誰かわからなくなる、
ってなところから、
最近はあまり人気がないんだと聞きました。

まあ、
それ以外にも売れなくなってる理由は
いろいろがあるんでしょうが、
日本で暮らす一般読者は、
やっぱカタカナだけの連なり文字が
読みにくいのはわかります。

ぼくなんかは、
日本人名しか出てこない物語だって
「えっ、それって誰だっけ」
とつぶやかずに読み終えられるのは、
星新一さんのショートショート集ぐらいしか
思いつかないほどですもの。

昔、海外作品のあらすじを書く仕事があって、
そのとき5人ほどの名前が、
頭の中でてれこになってしまい、
結局1人ずつ自分なりのイメージで
似顔絵を描きその下に名前を記して、
そのメモ凝視しつつ、冷や汗かきかき、
こなしたこともありました。

で、この『サマー・アポカリプス』。

登場するのはほぼフランス人。
「誰だっけ」は連発しましたが、
それでも面白かったってことは、
結構な面白さだったんでしょう。




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