2023年8月31日木曜日

『愛されてんだと自覚しな』(河野裕)読みました。


どんでん返しで思い出す映画っていったら、
ぼくらの世代では『スティング』でしょうね。

世代でくくっちゃダメっすかね、ぼくだけかな。
まあいいや、ぼくだけでも。
なにしろ2、3回は観てるはずだけど、
覚えているのは、ラストのあの場面だけなので。

とはいっても、よくよく考えてみると、
どんでんだけが魅力なのだとしたら、
それを知ったうえで、
もう一度観るのもつまらないわけで、
ましては何度もっていうと、それはやっぱり、
どんでん以外でもいい映画だったんじゃ
なかろうかと思うわけで。

途中の内容は忘れたと言ったのに
何ほざいてんだって意見は、素直に受け止めます。
いやいや、それでも出演陣なんかは、頭に浮かびます。
フォトショップとかで
どんなにぼくの写真をもりまくっても
かなわないあの二人でしょ。

えーと、あのー。
そうそうロバート・レッドフォードとポール・ニューマン。
それにキュートって言葉はあの子のために
できたんじゃないかなって思うキャサリン・ロス。
えっ、あっちゃうちゃう、
彼女は『明日に向かって撃て』でした。

まあ、だから、どんでんだけじゃないんですわ。
誰かの胸中に残る作品ってのは。
内容を忘れ、出演者を間違えても。

で、この『愛されてんだと自覚しな』。

ちょっとしたどんでんは、まあ、あります。
あるけども、それだけじゃないから、よかったです。
も一回読もっと。




**********************
当ブログ執筆担当・きくちが書いた本はこちら
**********************