2023年8月22日火曜日

『文系のためのめっちゃやさしい微分積分』(山本昌宏 監修)読みました。


物事がどうしてそうなるのかの説明を受けたとき、
順を追ったロジックで解説され、
その論理の各段階はふむふむと納得して、
うんうんわかるわかるとなるんだけれど、

最終的に「だからこう」っていう結論に至ると、
「はぁそうなのかなぁ。そうなんだろうけど…」
と首を縦に振るべきなのか左右に動かすべきなのか、
迷っちゃうときがあります。

例えば、風が吹けば桶屋が儲かる。

ウィキペディアによると
(使わないほうがいい言葉があったりしたので
 ちょっと改変してます)
(1)大風が吹けば土埃が立ち、眼病疾患者が増加する。
(2)昔は目の不自由な人は多く三味線を生業とし、
   弾き方を指導したり、演奏したりするので、
   三味線の需要が増える。
(3)三味線製造には猫の皮が欠かせないため、
   猫が多数減り、鼠が増加する。
(4)増えた鼠は桶などをかじるので、
   桶の需要が増加して桶屋が儲かる
……だそうで。

この1〜4のすべてに無理があるともいえるけど、
昔はそうだったなんて背景を説明されたりすると、
それなりに納得したりして、
でもそれつなげて通してみると「え?」ってなる。
いいんですけどね。
桶屋さんでも何でも儲かるのはいいことだろうし。

で、この『文系のためのめっちゃやさしい微分積分』。

最終的にそうなの?って思ったりするけど、
題名通り、めっちゃやさしく、
風→桶の理論のようにすんなり理解できました。
きちんとつくってあるいい本だと思いました。




**********************
当ブログ執筆担当・きくちが書いた本はこちら
**********************