特に理由はないんですが、カツ丼にします。
最近食べてないからかもしれません。
エッセイでもなんでもいいんですが、
つくる文章の中に「カツ丼を食べた」
という内容を書こうと思い、
でもその前になんかしら
そのどんぶりメニューを修飾する言葉を
付け足そうとたくらんだとき、
Aパターン→
「とじてある卵が少し固めの
ぼく好みのおいしいカツ丼」
Bパターン→
「親父さんが一人でやっているような
町のそば屋で出されるものは、
たいていとじた卵が半生過ぎて
ぐちゃぐちゃしており、
どんぶりからトンカツを持ち上げると
じゅるじゅると下のシャリに
したたり落ちてしまい
残った部分が卵かけご飯のように
なるものばかりだったが
(少なくとも今までぼくが立ち寄った店では)
今増えているチェーン店なんかで
マニュアル通りつくられるやつは、
火を通す時間が長いのか、
じゅるじゅるにはならず、
けっこう固まって揚げた衣にからみつき、
それだとカツと白メシを交互に口に入れても、
おかず付き定食のようで
お得感があっておいしいカツ丼」
の2パターンに分けられます。
で、この『黒い瞳のブロンド』。
Bパターンが多用されているように感じ、
お腹いっぱいでした。
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