読むのが遅いぼくは、
1日で読み終えられる本など、
ほとんどありません。
したがって、
どこまで読んだのか目印になる栞が必要です。
あっそうだ、
北村薫さんの小説に出てきた読書好きの主人公は、
読みかけの本を途中で一旦閉じるとき、
そのページ番号をぢいっとみらみ、
脳みそに焼き付けるようにしておけば、
栞を使ったり紙面の端を折ったりしなくても、
次のときには、間違いなく
前回読み進めた最後の部分を開けるって
特技のようなものを身につけていました。
その技、欲しい気もするけど、
別々の3冊を同時に読んでいるぼくは、
もしページ番号を覚えられたとしても、
どの本がその番号なのか、ごっちゃになって、
結局ダメだろうな。
なので、栞。
本の中に新刊広告なんかの紙片が入っているときは、
それを利用します。
入っていないときは、読み終えた他の本から、
そうした紙片を引き抜いて使います。
それがつい最近、
おしゃれな栞をプレゼントしてもらったんです。
プラスチックなんだけど
ペラペラ感がちょうどよくて、
3枚セットだったので、
いつもフル回転で活躍しています。
で、この『恋大蛇 羽州ぼろ鳶組 幕間』。
3枚の中のひとつ、
北斎の赤富士がデザインされた栞を使って
読み進めました。
内容は富士山とは関係ないけど、
時代的にぴったりでした。
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