2022年6月14日火曜日

『時間の終わりまで』(ブライアン・グリーン)読みました。


どこも同じようなもんだと思いますが、
事務所のベランダの柵の下には、
深さ2〜3センチ程度で幅10センチ程の
浅い排水溝がぐるりとついています。

そこ、普段は
枯れた水路状態になっているんですが、
夏の時期になると端の5分の1くらい
(長さにして1メートル程)のところに
水が溜まるんです。

それは、隅っこにある
階下へ水を流す穴(排水口っていうのかな)が
詰まってるから。

夏の時期にはエアコンを使うので
室外機から出てくる水が、詰まった排水口から
下に流れず、排水溝に溜まってしまう。

でもご存じの通り、
室外機からの水はポタポタ程度で
大量に流れ出るわけじゃないから
使わない夜間にはある程度乾き、
それでもまた昼には使って乾燥分が補われる。

結局、長さ1メートル程の
一定区間だけのプチ貯水路が、
夏の時期の3〜4カ月だけ登場するんです。

でね。
そこに、その水の中に。

なんと、ちっちゃな生き物も登場するんです。

一分刈りのごく短の髪の毛一本くらいの
ミミズ的生物(色も)で、
よーく目を凝らさないと見えない。

数もそれほど多くなく、
身体が大きくなる様子もない。
彼らは夏が過ぎ、水が枯れるとともにいなくなります。

で、この『時間の終わりまで』。

人間の生きる100年も、ミニミミズ君の一夏も、
同じ一生なんだよな。
んでもって、この本は宇宙の一生を語ってます。




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