2022年6月21日火曜日

『サラ金の歴史』(小島庸平)読みました。


少し前、
テレビ番組の『世界一受けたい授業』で、
有名学校への合格率がすこぶる高い
学習塾の先生が出ていました。

教え方の特徴は「教えないこと」らしく、
子どもたちにただ問題を解かせて、
それを判定するだけという授業の様子が
紹介されていました。

与えるのは先生がつくったナンプレみたいな問題です。
(ナンプレってよく知らないんですが、
 何かのルールに従ってマスに数字を
 当てはめていくヤツのこといってます。
 わかってあげてください)
クロスワードパズルのような四角のマス目に、
先生が考えたルールに適合するように数字を入れていく。
(縦横それぞれの1列をたすと合計が「6」になるとか)
子どもたちは、嬉々として四角に数字を埋めていき、
できた子はドヤ顔で高々と手をあげていました。

その先生曰く、
考えて考えてよく考えて、解くのが楽しくなる問題は、
つくるのが難しいとのこと。
逆にいえば簡単につくれてしまう問題は、
容易に解けてしまうし、解答作業も楽しくない。

問題の作成者のほうが、
考えて考えて、もっと考えてつくったとき
初めて面白がってもらえるものができる。

努力して汗水垂らさないと、
(この場合は、脳からの汗水でしょうね)
受け入れてはもらえないってことですね。

で、この『サラ金の歴史』。

この本を仕上げるのは、
並大抵の労力じゃあ済まないだろうなと思いました。
きちんとつくってあると感じました。
面白かったです。




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