2022年2月10日木曜日

『おらおらでひとりいぐも』(若竹千佐子)読みました。


夏休みの間の1カ月ほど
田舎に帰っている友だちの
アパートに住まわせてもらい、
プチ一人暮らしをしたことがあります。

その時は映画撮影の手伝いがある
とかなんとかいって、
勤めていた会社からも
長期で休みをもらっていたので、

そこで過ごす時間は、
まるまる自分用に使えました。

せっかくなので、
脚本とか小説とか書こうかなんて
考えていたんです。
(あのとき書いたホンは
 どこにいったんでしょうねえ、母さん)

外をうろうろしていると会社の人に
出くわす可能性もあるので、
ほぼ部屋の中に閉じこもってる生活です。

誰かと話をしたのも、
その数週間で一人か二人。

でも、ぐだぐだしてたらダメだと
自分に言い聞かせて、結構規則正しく
していたと思います。

その頃は、独居老人なんて言葉は
誰も言ってなかったけど、
身寄りのない一人暮らしって
こんな感じかなと思いました。
それが妙に心地よかった。

で、この『おらおらでひとりいぐも』。

心地良さの理由がチラリと見えた気がしました。




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