2021年8月5日木曜日

『暗闇にひと突き』(ローレンス・ブロック)読みました。


言葉の意味が、
ぼくの頭の中でなんとなくぼやけていたので、
はっきりさせようと、
パソコン辞書で引いてみました。

「ひもつき」って単語です。

〈1〉紐がついていること。「〜の寝巻」
〈2〉女性に、情夫がついていること。情夫のある女。
〈3〉見返り条件がついて、人の言動や物の機能が
   制約をうけていること。「〜の金」

……うん、ありました。ありました。
〈3〉の意味です。

例示に載せられている通りの使い方で
「ひもつきのお金」ってのが出てきて、
これって、何だっけ? とぼやけてきたので
誰かにきちんと意味を言ってもらいたかったんです。

そうそう、なんか条件があって、
それをクリアしたらもらえるお金ってこと。

一般的にいって
仕事でもらえる報酬はすべてこれですね。

一般的な社会に半世紀以上いるので、
だからぼくは、お金がもらえるとなると、
すべてが「ひもつき」に思えてきちゃう。

子どもの頃、お年玉をもらったときには、
そんなのみじんも考えてなかったのに、
歳をとると、いらぬ雑念がこびりついてくる。

あっそうだ、
もう1年ぐらい前になるんでしょうか、
お国からみんなに10万円くれるってのも、
なんか「ひもつき」のような気がして、
びびっちゃってたなあ。

で、この『暗闇にひと突き』。

主人公の探偵は、
5000ドルあげるといわれても拒否したのに、
1000ドルは素直に受け取りました。
5000はひもつきだったようです。
辞書で意味が確定できて、すっきりしました。




**********************
当ブログ執筆担当・きくちが書いた本はこちら
**********************