2021年8月19日木曜日

『007 逆襲のトリガー』(アンソニー・ホロヴィッツ)読みました。


将棋の羽生さんが言ってたことだと思います。
いつもいつも頭の中に盤面が浮かんできて、
気をつけないと危なくて自動車の運転も
できないんだとか。

そういえば、
徹夜でマージャンした後で、
疲れ果てて寝ようとしても、目をつぶったら
その裏側にパイがずらっと並んで
眠れやしないってのは何度か経験しました。

そんなのと同じ感じでしょう。
音楽の大好きな友だちがいて、
胸中、常に音楽が流れているそうです。

ウォークマン的なものから聴けるときはもちろん、
それができない状況でも、
通常は無意識のうちに頭の中に曲がかかっている。

そんなとき、もし「無音」だと気づいたら、
慌てて脳内レコードプレーヤーに
針を落としてリズムを刻む。

そんなことしている自分が
心地よくて好きなんだって言ってました。

けれど、
何事にもマイナスの側面はあるようで、
恥ずかしくなってしまう、
ちょっとした失態がときどきある。

つまづく、持っているものを落とす、
人やモノにぶつかるなど
不意の出来事が起きたとき、
頭の中に流れていた曲の歌詞が
思わず口から出ちゃうんだそうです。

普通の人なら「あっ!」というとこで、
もし聖子ちゃんの〈こころの岸辺に咲いた〜〉
まで流れていたら
「赤い!」って言葉が漏れてしまうのだと。
(スイートピー〜以下は急いで口をつぐむんだそう)

で、この『007 逆襲のトリガー』。

読んでいる最中、
ずっとデンデケデンデン♪って
あのテーマ曲が頭の中に流れていました。





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