2019年8月8日木曜日

『たましいの場所』(早川義夫)読みました。


カズオ・イシグロさんの
『忘れられた巨人』に、
おじいさんの戦士が出てきて、
自分の老いを嘆くような場面が
ありました(たしか)。

自分はまだまだ衰えてはおらず、
女性をよろこばせることだって、
若い頃とそれほど変わらず頑張れる。

ちょっと前も、
元気具合を確かめようと思って、
自ら試練を加えてみたけれど、
それ相当のレベルまでは
たどり着くことができた。

そのときには、
たまたま最後までは到達しなかったが、
それはタイミングというか、雰囲気というか、
その場の環境が適合しないだけで、
要因は外部にあり、自身の問題ではない。

今のワシだって、十分いける。

……みたいな内容でした。

いわゆる下ネタになるんでしょうが、
そこにはクスッとさせる
ユーモアが入ってる。
それがいい。
そういうのが好きなんです。

どんなものにも、
笑いがあってほしい。

エロだけでも嫌いじゃないけれど、
顔の筋肉が緩んでくるようなものが
入ってないとちっと物足りなく感じます。

それがたとえ、
学術的な専門書でも、
ハウツーを教える実用書でも。

で、この『たましいの場所』。

下ネタ的なものも、ユーモアもありました。
なので、あえてわがままをいえば、
あと5割増しくらいの笑いがあったらなあ。





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