2012年9月7日金曜日

『日本語の思考法』(木下是雄)読みました。


予想が外れることは、よくあります。

少し前の、あるライターさんに
仕事を依頼したときもそうでした。
そのライターさん、
仕事が粗いことはわかってたんですが、
そのときは、
しがらみがあって頼まざるをえませんでした。

んで、案の定、
締め切りを少し過ぎてから原稿が届きます。

あーあとため息をつきながら、
相当な手直しが必要だろうな、
と覚悟して目を通してみると……。

なんと!
完成度の高い素晴らしい文章だったんです。
ぼくが手を入れるなんて、おこがましい。
まったくいじりようがない原稿でした。

やっぱ、何事も、
先入観を持っちゃいけないんですね。

で、この『日本語の思考法』。

今いったライターさんの話は、
予想が悪くて結果は良かったという例ですが、
この本はその逆でした。

イイと思っていたのに、そうでもなかった。
というか、ぼくが求める内容と違っていた。
この場合、予想ってよりも、期待ですね。

期待が外れてしまうことは、
何度も経験しているのに、やっぱ期待しちゃう。
きっと、
あんなこと、こんなこと教えてくれるんだろうって、
わくわくしながら読み進めていたんですが、
ちと方向性が違ってた。

でも、次の本も、
こりずに期待しながら、読みまっせ。

日本語の思考法 (中公文庫)
木下 是雄
中央公論新社
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