落ちがわかるまでドキドキで、
それも単なるハラハラじゃなく、
すごく雰囲気のあるゴージャスな緊張感が
楽しめたような覚えがあります。
でも、
ラスト近くで「あーそういうことなのね」の落ちが
わかった途端、
急に面白くないって感じてしまったんです。
自分でもなんでかわかりません。
くだらない落ちだったとか、内容にそぐわないとか、じゃない。
たぶん、
そんな落ちを用意してびっくりさせなくても、
十分いい映画だよ、
余計なことはしないでねってトコなんだろうと思います。
で、この『消失グラデーション』、いい本です。
特に、
いろんな小手先手法が使われているのか
使われていないのか、わからない状態のまま読んでいた
前半(あえていえば事件が起こる前)がすごくよかったです。
長沢 樹
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