2012年1月26日木曜日

『ビブリア古書堂の事件手帖』(三上 延)読みました。

ぼくが文章を書くときの状態には
2種類のバージョンがあります。

それは仕事の文章でも、簡単なメール文でも、
そして今書いているブログでも同じです。

1つは、
サクサクと素早く書けちゃうとき。
もう1つは、
いつまでたってもキーボード上の指が動かないドン詰まりのとき。

その2つの両極バージョンがあって、
どういうわけか、ぼくの場合、
サクサクとドン詰まりの中間っていうのはあまりなく、
速いか遅いかのどっちかにかたよります。
ここまでの文章は、どちらかというと速いほうで、
2〜3分で書けちゃいました。

んで、入力の時間が速くても遅くても、
どちらも同じくらい時間をかけて見直しします。
この見直しのとき、ほとんど修正が入らないのは、
実は速く書いた文章なんです。

悩みに悩んでつむぎ出した文章は、
見直しのときも悩ましい。
でも、サクッと書けたときは、
なぜかちゃんとした文章になっている。
好き嫌いという感情的な面からいっても、
速く書いた文章のほうが好きですね。
ぼくの執筆作業は、
どうやら時間と質が反比例してるみたいです。

で、この『ビブリア古書堂の事件手帖』。

おこがましいことを承知で……。
速く書いたときのぼくの文章を読んでいるような
錯覚をおぼえちゃいました。
はい、おこがましいです。
なんだけど……
なんだか自分が書いたみたいな気がしてしまいました。

シリーズで出版されているみたいなので、続編買ってきます。

ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)
三上 延
アスキーメディアワークス (2011-03-25)
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