2024年5月16日木曜日

『妄想感染体(下)』(デイヴィッド・ウェリントン)読みました。


もう何年も前に読んだ本なのに、
いまだに「最近面白かったのは?」と聞かれたとき
とっさに口に出てくるのが『火星の人』です。

(どれくらい前だったのか確認しようとして
 リストをさかのぼっても、
 再読じゃなく初回読了時の記録がなかなか出てこず、
 ようやく見つけたと思ったら
 2014年ぶんの中に入ってました。
 ほわ! 10年前じゃないですか)

これを原作にした
『オデッセイ』ってタイトルの映画も
ずいぶん前に公開されてますね。

(そうそう、それもまた1、2年前になりますが、
 カミさんと一緒にNetflixでこの映画を
 カウチポテト鑑賞しようと検索したら
 「その作品はストックしていません」
 みたいな表示が出て、
 やっぱ映画館行かないとダメかと思っていたら、
 最近追加されたと聞いたので、
 近々観ようじゃないのと心構えしてます)

その本にあった、あとがきみたいなところに、
主人公が面倒に巻き込まれる数々のエピソードは、
(これでもかってほどの苦難がぎゅぎゅう詰めでした)
物語を面白くするために頭の中で創作したものではなく、

このシチュエーションに放り込まれたとき、
実際に起こるトラブルを並べたのだ、
みたいなことが書いてありました。

それ読んだとき、
なるほどな、面白さの秘密は
そんなトコにもあるんだなあ、と思いました。

で、この『妄想感染体(下)』。

創作したトラブルだけで構成されてるなあ、
と思いました。

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