2023年7月13日木曜日

『哲学者の密室』(笠井潔)読みました。


この本を読み終わって、
積読棚のネクストリーディングサークル(NRC)で
待ち構えていたソフトカバーの単行本を手に取り、
開いてみると、なんとまあ、
ホワイトスペースふんだんづかいの
行間アキアキゆとり仕様の書籍でした。

その本は200ページちょいあって、
きっと厚めの紙を使っているから
背幅もそれなりにある。
その次にNRCに入ることになった
村上春樹さんの新刊と並べても
そんなに薄くは感じられません。

今、ググったら
村上新刊は672ページだそうなので、
これはこれで薄い紙を使って
幅が出ないようなつくりにしてるんでしょう。

あ、今回は村上本じゃなく、
ゆとり仕様のソフトカバー本のこと。
きっと次に感想文もどきを書くと思うので
書名はそっちで見てもらうとして、
ここで触れたいのは文字量です。

行間アキアキっていいましたが、
普通だったら2行は入るだろうってところに
1行だけ配置されてます。
文字の大きさはまあ普通。
でも、1話のくくりが短くて、
その区切りには見出しとか
埋め草アイコンなんかもあるので、
本文文字量は極少になり、
1ページ読むのはあっという間です。

で、この『哲学者の密室』。

ゆとり仕様とは真逆で文庫の本文ギチギチ目一杯。
しかも、ぶ厚さ1182ページ。
次の本との落差も面白かったけど、
内容もめちゃ面白かったです。




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