2023年4月6日木曜日

『本好きの下剋上 第一部兵士の娘2』(香月美夜)読みました。


4、5年前にはじめて読んだ
『火星の人』(アンディ・ウィアー)は、
そのあと3、4回は再読してて、
今でももう一回読みたいなと
ときどき思ったりする本です。

一人で火星に取り残されて、
地球から助けに来てもらえるまで
なんとかサバイバルしていく話。

主人公には電気やら食料やらなんやらが
まったく足りねーじゃんなどと、
次から次へと無理難題のトラブルが舞い込んで、
それでも、へこたれずに頑張って生き抜く。

この作品の著者さんは、
そうした続々と立ちはだかるハードルを
「作品を盛り上げるためには設定してはいない」
ってどっかで言ってました。

今あるテクノロジーが、
この状況に陥ったとき、
当然出てくる障害をリアルに描いたんだと。

話を面白おかしくしようと考えて、
頭の中だけで難事を想像して置いていくような
ことはしなかったと。

その姿勢は、それなりに立派だとは思うんですが、
科学のこととかテクノロジーのこととか
何も知らないぼくなんかは、
そういう物語の中だけの空想であっても、
リアルっぽく描かれていれば、
きっと気づかずに、
十分楽しめちゃっうんだろうな。

で、この『本好きの下剋上 第一部兵士の娘2』。

売れてる本らしく人気作品の王道的な構成で、
やはり主人公にはいろんなハードルが
てんこ盛りになっています。
それも『火星の人』みたいないい感じで。

リアルなのかどうなのかはわからないけど、
それっぽくあるので、
ぼくは十分楽しめちゃいました。
とはいえ、続きの巻があるらしいけど、
ここでやめておきたい気がします。
ハマりすぎであちこち支障が出そうなので。



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