2023年4月13日木曜日

『テキヤの掟』(廣末登)読みました。


かなり昔、たぶん二十数年前、
ぼくが30代のときだと思います。

小学校の同窓会に参加しました。

(同じ代だけなので同期会っていうんでしょうか。
 なぜか、これ以降は集まりはなく、
 今後やるかもしれませんが、今のところ、
 これが最初で最後の同窓同期の
 一斉イベントになってます)

ほとんどが卒業以来
(3分の1ほどは同じ中学に行ったので、
 そいつらは中学卒業以来)
はじめて顔を合わせる人たちで、
ぼんやりと面影が残ってはいても、
思い出の中の人物と、
目の前にいるおじさんやおばさんとは、
ぴったり一致するはずもなく、
最初はとてもかしこまってました。

そんなふうに思っていたのは
みんなも同じだったので、
とりあえず小学校のクラスや当時の様子、
それに現在の仕事とかを
一人ずつ言っていくことになりました。

「クラスは3組で、
 きく丸とかって呼ばれてました。
 今は本とかの編集の仕事してます」などと、
ぼくはもじもじしつつ言ったんですが、
その何人か後に

「露天商をしてます」
って男子がいたんです。

実はぼく、
そのとき露天商とは何かを知らず
「ロテンショー」って音の響きを不思議に思い
隣のやつに小声で聞いたんです。

すると
「いわゆるテキヤでしょ」と返された。
それで余計混乱したのを覚えてます。

で、この『テキヤの掟』。

タイトルを見て同窓会のことを思い出し
読んでみました。
仕事の内容はよくわかりました。
彼は今もやってるのかな。




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