2022年9月13日火曜日

『まるで天使のような』(マーガレット・ミラー)読みました。


ちょっと前に読んだ
『名探偵と海の悪魔』は、
ヤッホーと叫びたくなるくらい
面白い物語でした。

何も考えず、
ふつーに読んでるだけで楽しめたのですが、
ぼくの場合、
ヤッホーの声量を増幅させる
アンプみたいな要素もありました。

何かというと「予想のハズレ」です。

名探偵のタイトルからわかる通り、
このお話は犯人探しも一つのテーマで、
「あ、こいつかな」「いや、あいつだろ」
なんてこと考えながらページをめくれます。

だいたい四分の三くらい進んだところで、
すっかり名探偵になりきったぼくは
「あ、あれが犯人だ」と結論を出したんです。

これまでのストーリーを振り返っても、
その推理に欠陥はないし、
そこから先のお話でも、
ぼく説を覆すエピソードは出てこない。
何のなんの、まだまだ甘いな
なんて思っていたら、がーん。

まったく違う納得の犯人でした。
なので、余計に面白かったんです。

で、この『まるで天使のような』。

予想が当たってしまった本でした。




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