2021年9月28日火曜日

『緑のハートをもつ女』(ローレンス・ブロック)読みました。


30年以上昔の映画学校に通っていた頃の話。
プロの映画監督につきしたがって
作品を仕上げる実習がありました。

赤川次郎さんの短編
(じゃないかも。
 どうしても題名が思い出せません)
を原作というか元ネタにして、
みんながオリジナルの脚本を書き、
その中から出来のいいホンを1つ決めて
1000フィートのフィルムを回す。

その脚本の選考会で選ばれたのが、
なんとぼくの作品でした。

赤川作品から2つ3つエピソードを拾いつつ、
あのどんでん返しの詐欺映画『スティング』の
ストーリーをそのままパクって仕上げた話でした。

ぼくとしては
「えっ、それでいいの?」
ってあぜんとなったんですが、

そのあとに締め切りに少し遅れて提出した
ほかの友だちの作品のほうが格段に出来がよく、
あっさりそっちに決まったのでした。
当然のごとく詐欺話はボツ。

で、この『緑のハートをもつ女』。

詐欺の話でした。
こんなふうに書ければボツじゃなかったのに。




**********************
当ブログ執筆担当・きくちが書いた本はこちら
**********************