2014年6月16日月曜日

『野垂れ死にの覚悟』(曽野綾子/近藤誠)読みました。

普通の会社に勤めながら、
友だちと自主映画をつくってた頃がありました。

会社のほうは、ぼくが一番若くて
周りは十歳以上も年上のおじさんばかり。
その人たちと一緒に飲むと、
いつもお金儲けの話ばかり聞かされていました。

「昔、こんなに稼いだことがある」
「あいつは、2本電話しただけで何億と儲けた」
「一人から100万円もらうより、
 100人から1万円ずつもらえる商売がいい」…

そして、もう一方の自主映画仲間と飲むときには、
世の中にお金なんてものがないかのような
話題の変わりよう。

好きな映画や監督、よかった本に音楽、芝居
……もちろん話の中心は、そのときつくっていた映画のこと。
どうすれば、面白くなるか、よくなるか。
あのカットは要らない、
ここはこういうセリフにしよう。

2種類の飲み会を同時期にこなしていたぼくは、
やっぱり映画仲間の話のほうが面白かった。
んで、
「会社のおじさんたちって、
 ああいう話題のどこに面白さを感じるんだろう」
と不思議な気持ちになっていました。

で、この『野垂れ死にの覚悟』。

【問い】
この本を読んで、きくちが感じた印象に
近いものを以下の選択肢から選びなさい。

A)会社のおじさんたちとの飲み会
B)自主映画の仲間との飲み会

【答え】A)


野垂れ死にの覚悟
野垂れ死にの覚悟
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