2014年6月12日木曜日

『アンダー・ザ・ドーム 3 』(スティーヴン・キング)読みました。

ぼくは会社までの約5キロを走って通っています。
3年も続けて、もういい加減、
身体も慣れて楽々走れるかと思いきや、
キツさは変わらず、毎日へろへろの約30分です。

それでよく聞かれるのが、
「走っているとき何考えているの?」

その質問に、ぼくは決まって
「へとへとなので何も考えられないけど、
 あえて言えば、
 到着まであとどれくらいかってこと」と答えます。

「あと半分だ、がんばれ」とか、
「もう500メートルもないぞ、スグ終わる!」とか。

んで先日、
飲み会でそんな話をしてるときに、
何度もマラソン大会に出場して
結構いいタイムを出しているヤツが
口を挟んできました。

彼は走っている最中、
「ずっとペースのこと考えてる」んだそうです。

最初は身体を暖めるためにゆっくり。
徐々にスピードを上げてある程度で定速。
そのあと、ゴールまでの距離と体力を考えながら
ペースを上げ下げするんだそうです。
走っている最中、
緩急入れ替えのタイミングなんかを
常に計算しているとか。

ほうほう、そうですか。
それはまるで長編小説を書いているような感じ
なんだろうなって、思いました。

で、この『アンダー・ザ・ドーム3』。

長編小説なのに突っ走ってます。
体力考えながら緩急織り交ぜてゴールを目指すというより、
最初から「もう500メートルもないぞ、ガンバレ!」
と言いながらずんずんずん、
とイっちゃってる感じです。
まだ、続きの4冊目を読んでないんですが、
それも飛ばすんだろうな、キングさん。


アンダー・ザ・ドーム 3 (文春文庫)
スティーヴン キング
文藝春秋 (2013-11-08)
売り上げランキング: 133,396


**********************
当ブログ執筆担当・きくちが書いた本はこちら
**********************