少し前、
和田竜さんの『村上海賊の娘』が
本屋大賞をとりました。
そんとき思ったのは、
「確かにあの本もいいけど
同じ作者の作品なら、もっと面白いがあるよ」
ってことでした。
賞の対象になるのは
その年に出版された本だけだろうし、
他にエントリーされた作品の
でき具合だとかも関係するから、
その作者の一番の傑作が受賞するって
結構、難しいことなんでしょうね。
それより「なんでこんなに面白くない作品が
賞をとれちゃうの」ってこともあるから、
まぁそれよりは、
理不尽な気持ちにはなりませんけどね。
で、この『満願』。
読みたい本がなくなったとき頼りにしているのが
山本周五郎賞の受賞作です。
この本がまさにその受賞作。
しかも、前に読んだ同じ作者の『折れた竜骨』とかも
面白かったから、間違いないだろうと。
でも……あれ?
飽きずに楽しんで読めましたよ。
悪くはないと思いますよ、でも、
前に書いた作品のほうがよかったような…。
当ブログ執筆担当・きくちが書いた本はこちら。
**********************