2012年11月19日月曜日

『風の万里 黎明の空(下) 十二国記』(小野不由美)読みました。


前に社民党の党首だった、
土井たか子さんのエピソードで
こんな話を聞いたことがあります。

へなちょこの男性党員たちに
業を煮やした土井たか子さんは
「この中で、男は私だけか!」
って言ったとか言わないとか。

確かに当時の土井さんは、
テレビから聞こえてくる発言も、
親分肌というか、威勢がいいというか、
まあ男性的でした。
女性だけど、男性的。
いやいや、女性だから男性的なのかな。

で、この『風の万里 黎明の空(下) 十二国記』。

著者の小野不由美さんは、女性です。
でも、ぼくは、この本をどっからどう読んでも、
男性的としか思えませんでした。
これまで読んだ十二国記の全部がそう。

たいていは、
女性の作家が書いたものと、男性のものとは、
なんとなく区別がつくんですが、
この十二国記ばかりは、
なんの予備知識もなく読んだら、
作者は男性でしょっていっちゃうな、きっと。

いずれにせよ、女性も男性も関係なく、
この本、面白い!

風の万里 黎明の空(下) 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)
小野 不由美
講談社
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