2012年11月9日金曜日

『出版と政治の戦後史 アンドレ・シフリン自伝』(アンドレ・シフリン)読みました。


強い人と弱い人で、
どっちが好きかっていわれたら、
ぼくは弱い人を選んじゃいます。

例えば、何かに不満があって、
それに反発の声を上げて立ち上がろうとしている人より、
なんにも言えずにうつむいて、
もじもじしている人のほうが、
いいなって思っちゃう。

嫌なことがあったら、
「イヤだ」ってはっきり言うべきだし、
流されるまま自分の意見を言わないのは
卑怯だってわかっていても、
やっぱ、もじもじ君のほうを友だちにしたい。
世に向けた大声じゃなく、
内側になんかを持っているもじもじ君。

で、この『出版と政治の戦後史 アンドレ・シフリン自伝』。

著者のアンドレ・シフリンさん、強い人だと思います。
ひずんでいる社会の制度について、
はっきりと「それじゃダメだ!」って言ってます。
ぼくが友だちにしたいなと思う、
もじもじ君とは正反対でした。

出版と政治の戦後史 アンドレ・シフリン自伝
アンドレ・シフリン
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